サタンのキス

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スコヴィル値
40,000 – 50,000 SHU
原産地 南イタリア

概要

サタンのキスは南イタリアが原産の珍しい形をしたトウガラシです。イタリア語では 「Bacio di Satana」と呼ばれ、その見た目から、別名”Ciliegia Piccante”=「辛いサクランボ」とも呼ばれます。

見た目

サタンのキスは「辛いサクランボ」という別名がつけられているように、サクランボのような外見をしています。実の形はトウガラシの中では珍しい球状です。球状のトウガラシはブラックパール・ペッパーのような限られた品種以外は殆ど見かけません。
サタンのキスの一般的なサイズはゴルフボールほどの大きさですが、大きいものだとトマトくらいの大きさになります。
色は身をつけ始めた時は緑色ですが、トマトのような赤色になったあと、完熟するとやや黒みがかった色になります。

栽培

外見の珍しさに反して、トウガラシの中では育てやすい品種です。最大45センチ程度の高さまで育ちます。栽培中に特に注意を払うべきことも少ないので、とても育てやすいです。

辛さと味

辛さを表すスコヴィル値を見ると、サタンのキスは40,000〜50,000 SHUと中程度の辛さに分類されます。これは鷹の爪と同程度〜鷹の爪より少し辛い程度の数値です。
ですがこのトウガラシの特徴的なのは、辛さを感じるのは生で食べた時だけだということ。なんと、このトウガラシは調理で加熱するとその辛味の約60%が失われてしまうのです。

そして気になる味ですが、その目を引く外見とは裏腹に、残念ながら味には全く特徴がありません。最初にほんの少し甘味を感じますが、後は特になし。辛いだけのトウガラシです。



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