タイ料理の必需品プリッキーヌの全て!辛さ(スコヴィル)〜買える場所まで

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スコヴィル値
70,000 SHU
原産地 タイ

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概要と名前の由来

プリッキーヌ(Prik Ki Nu タイ語:พริกขี้หนู)はタイで栽培されているトウガラシです。タイには「タイペッパー」と総称されるトウガラシが79種類以上あり、その中でもプリッキーヌは最も辛い品種で、一番知名度の高いトウガラシでもあります。タイが原産国ですが、インドネシアやシンガポール、フィリピン、マレーシアなど東南アジアの国々でも広く使われています。
そしてこの名前についてですが、タイ語で”prik”は「トウガラシ」、”kee”は「フン」”noo”は「ネズミ」。つまり、プリッキーヌは「ネズミのフン」という意味です。なぜこんな名前が付けられたのでしょう?そのサイズと形が理由と言われていますが、その名が持つ意味合いはもう少し奥が深いようです。というのも、ネズミはすばしっこく、隠れるのが大好きな生き物。例えば、家の中に住み着いたネズミは姿を見せずとも、部屋の隅に落とされた食べカスやフン、気配によってその空間に居ることがわかります。プリッキーヌも同じ。この小さなトウガラシは、料理を見た時そこにあることはわかっているものの、パッと見ただけではパクチーやエビなど他の具材に隠れていて、なかなかその姿を捉えることができません。そして「どこだ、どこにいるんだ」と疑いながら一口食べた時にはもう口の中。口の中の辛さでやっと見つかった!というエピソードでこの名がつけられたらしいです。

見た目


プリッキーヌは数あるトウガラシの中でも最もサイズの小さいトウガラシの一つです。長さは約1〜4センチと非常に小さく、色は若々しい緑色から始まりオレンジ色を経て、熟すと真っ赤になります。栽培中は空に向かって実をつけます。最終的には垂れ下がってきますが、その実がなっている様子は火を灯したロウソクのようです。植物のサイズも高さ約60センチほどとコンパクトで可愛らしいその姿は、ガーデンを彩る観賞用のトウガラシとしてもおすすめです。

辛さと味

トウガラシイメージ写真
プリッキーヌのスコヴィル値(辛さを表す値)は70,000SHUと、そのサイズからは想像できないくらい辛いです。鷹の爪が約50,000SHUですので、鷹の爪より辛いのは当たり前なのですが、なんというか体感として3倍以上の辛さがある気がします。
特に若い段階の緑色のものは食べた直後に強い辛味を感じるため、非常にパンチがあります。一方の赤く熟したものは一呼吸置いてから辛味を感じますが、予期せぬタイミングで現れるのでビックリするかもしれません。しかし、タイの現地の人はその辛さをものともせずに、スナックとして生のまま食べているともいるとか。
小さな爆弾のようなこのトウガラシは香りも独特で、鼻にツンと来る強い香りを持っています。ですがその芳しい風味は他の食材の味をひどく邪魔することなく、料理にピリッとした辛味を加えてくれます。

食べ方

プリッキーヌpri ki nu
photo by Takeaway

タイでの知名度の高さについてお伝えしたとおり、プリッキーヌは多くのタイ料理において素晴らしい仕事をしています。一般的にトムヤムクンの味付けにはこのトウガラシが用いられている他、グリーンカレーにも使われています。グリーンカレーのあの緑色はプリッキーヌなどタイの青いトウガラシから来ているのです。生の場合は若い緑色のものを使うことが多く、中でも有名なのはプリックナンプラーです。ナンプラーに刻んだプリック(トウガラシ)とマナオ(タイのライム)、ニンニクを加えたこの万能調味料はまさしくタイ料理には欠かせない、そして現地でしか味わえない味です。タイでは主に麺料理のクイティオに辛味を加えるのに使われます。
インドでもスープの下味などに使われる主要な食材で、多様なインド料理にその辛味が生かされています。
また、一般的にタイのトウガラシはサイズが小さく皮も薄めで乾燥させやすいので、特に熟した赤いプリッキーヌは簡単にドライペッパーにすることができます。さらに、乾燥させることで辛味も生の状態より少し抑えられるため、辛いトウガラシを食べ慣れていない人はドライペッパーやパウダー状のものから食べてみるのも良いでしょう。鷹の爪やアルボルと同様、まるごとオイルに漬け込んだり一味として使うことができます。

プリッキーヌが食べれる場所

タイレストランに行けば必ずあります。幸いなことに日本にはタイレストランがかなりの数ありますので、手っ取り早くプリッキーヌを味わいたければタイレストランに行きましょう。プリッキーヌは日本人には辛すぎるので、メニューに載っている料理には本来プリッキーヌを使うものであってもプリッキーヌが使用されていない場合が多いです。
ですが「プリックナンプラーあります?」と聞けば、こいつわかってるなという顔で嬉々としてナンプラーに浸かっているプリッキーヌを出してくれるはずです。

プリッキーヌが買える場所

唐辛子は冷凍しても問題ない食品ですので、冷凍のプリッキーヌが販売されています。他の海外産の唐辛子は売っていても乾燥したものか苗や種となってしまいますが、プリッキーヌはタイ料理屋が使う需要があるのか楽天などのかなりの数の店で販売されています。amazonでも買えますので、かなりお手軽に試せる唐辛子と言えるでしょう。
プリッキーヌは乾燥しているものより生の状態のほうが圧倒的に美味しいので、冷凍のものを買うのをおすすめします。また色は赤と緑がありますが、辛さはどちらも同じ程度辛いので好みで選びましょう。

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