世界一辛い唐辛子を食べた男性、病院送りになる

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世界で一番辛い唐辛子としてギネス認定もされているキャロライナリーパーを食べた34歳の男性が病院送りになりました。
男性はニューヨークの唐辛子大食い選手権でキャロライナリーパーの大食い記録に挑戦していました。コンテスト中は頭痛や嘔吐もありませんでしたが、コンテスト後に嘔吐こそしなかったものの吐き気を催し、その後数日に渡り首の激痛と、数秒間の激しい頭痛である雷鳴頭痛を何度も経験し、痛みに耐えられなくなったためER(救急救命室)に駆け込みました
血圧は134/69で、神経系の検査を行いましたが異常は見られませんでした。しかしCTで脳の検査を行ったところ、動脈瘤は見られなかったものの、脳の4箇所の血管において動脈が狭窄していたため、可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)と診断されました。
RCVSはコカインや覚醒剤などの薬物摂取が要因で発生することもある症候群で、唐辛子によるRCVSは世界で初めてだったそうです。
医師は自然治癒力によって症状が緩和すると考えたため対症療法を指示し、事実5週間後には症状も現れなくなり、CTで検査したところ血管も正常な大きさに戻りました。

ちなみにこのニューヨークのエキスポで、2016年にキャロライナ・リーパーの大食いギネス記録を更新したときの記事はこちらです。


こちらの記事に計算式を書いてありますが、この記録時に1分間で食べたキャロライナリーパーは鷹の爪3.6kg分!キャロライナリーパーををこれだけ食べていたらそりゃ脳内血管もおかしくなりますよね。
みなさんもスコヴィル値の高い唐辛子を食べる時はくれぐれも気をつけてください。

参考:BMJ Case Reports



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麻辣油は飲み物です。

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