アルボル

0
スコヴィル値
15,000〜30,000 SHU
原産地 メキシコ

スポンサードリンク

日本ではアルボルは近種のカイエンペッパーの知名度に負けて、それほど有名ではないかもしれません。ですが、実はこの小さなトウガラシには多様な魅力があるのです。

チリペッパーやホットソースの材料として優秀なだけではなく、食材からオリーブオイル、そしてドリンクまで十分に美味しく味付けしてくれます。そして他の激辛トウガラシとは異なり、アルボルは乾燥させても美しい赤色のままです。(鷹の爪レベル)それらの外見の特徴が、いつもの食事のシーンに美しさとちょっとした驚きをプラスしてくれます。

辛さ

アルボルのスコヴィル値は15,000〜30,000 SHUと、中くらいの程よい辛さです。近い親類にあたるカイエンペッパー(30,000〜50,000 SHU)ほど辛くはありません。このトウガラシの辛味は即効性があるため、食べた直後にピリッとした刺激があります。

このトウガラシの味は個性的です。トウガラシの草っぽさを下地とした、ほんのりとスモーキーさも感じさせる風味を持っています。その複雑で絶妙な美味しさから、海外ではハラペーニョやカイエンペッパーよりもアルボルを好む人も多く、辛さもそこまで強くないため、多くのファンが様々な方法でその風味を楽しんでいます。

名前の由来と外見

ちなみにこの「アルボル」という名前は実に的確な名前で、”arbol”はスペイン語で「トウガラシの木」を意味します。このトウガラシはモシャモシャと生い茂った灌木から収穫されるので実際には木ではないのですが、植物の幹や茎が枝のように硬いので、このような名前が付いています。

外見に関して言うと、鷹の爪によく似ています。アルボルの実は初めは草のような緑色で、熟してくると光沢のある鮮やかな赤色になります。形は細く曲がっていて、長さは5〜7.5センチと短いです。その形から、メキシコでは「鳥のくちばし」や「ねずみのしっぽ」という名前でも呼ばれています。

このトウガラシの一番の特徴は、乾燥させてもその鮮やかな赤い色調が失われないことです。他のトウガラシは通常、実を乾燥させるとその表面は焦げ茶や黒へと変色しますが、アルボルは鮮やかな赤色、もしくはダークチェリーの色調のままです。ですので、その見た目の美しさから、このトウガラシは料理用・装飾用ともにドライペッパーとして非常に人気が高いです。この小ぶりな形も料理の付け合せとしてはジャストサイズなので、生のものより乾燥した状態で目にする機会の方が多いでしょう。

使い道

アルボルは料理における素晴らしい使用法がたくさんあります。パウダーにしてスープやマリネに入れるのもありですし、その木の実のようなスモーキーな風味はサルサやホットソースに絶妙な辛味のひねりを加えます。

アルボルのチリ・オイル

アルボルは実をまるごとオリーブオイルなどのボトルに直接入れて漬け置き、オイルに辛味を浸透させる「チリ・オイル」によく使われます。ピリッとした味のオイルが出来上がるのでペペロンチーノやアヒージョにぴったりです。

装飾・クラフト用ドライペッパーとして

食用以外にも、乾燥させたアルボルで作ったチリ・リストラ(乾燥させたトウガラシを束ねて垂らした飾り)や花冠が人気ですし、実を丸ごと装飾用のボウルに入れたものもキッチンの室内装飾として秀逸です。

味覚、視覚ともに楽しませてくれるアルボル。このトウガラシを使って、いつもの空間、食体験をちょっとお洒落にランクアップさせてみませんか?

Share.

Comments are closed.