アヒ・アマリージョ

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スコヴィル値
30,000 – 50,000 SHU
原産地 ペルー

概要

アヒ・アマリージョはペルー原産のトウガラシです。ペルー国内の約300品種ものトウガラシの中でも最も有名で、ほぼ全てのペルー料理に使われている、ペルーの国民生活に欠かすことのできない食材です。インカ帝国時代から使われているこのトウガラシは、ペルーの食文化を語る上で重要な役割を果たしてきたのです。

アヒ・アマリージョ(Aji Amarillo)という名前はスペイン語ですが、
Aji」は「トウガラシ
Amarillo」は「黄色
を意味し、そのまま「黄色のトウガラシ」という命名です。

また、アマリージョは同じくペルー産のレモン・ドロップなどと同様にトウガラシの五系統の一つ、Capsicum baccatumに属します。

ただ実際のところペルーではこの品種の定義が曖昧なところもあるため、このトウガラシの分類は結構曖昧な感じになります。何しろアヒ・アマリージョは黄色いトウガラシという意味ですので、黄色いトウガラシであればアヒ・アマリージョを名乗れるためです。

辛さ

アヒ・アマリージョは中程度の辛さに分類されるトウガラシで、さらにその中でもちょうど真ん中辺りの辛さを持ちます。スコヴィル値30,000〜50,000 SHUというのは、低いものでは鷹の爪と、高いものでは三鷹カイエン・ペッパーと同等の辛さです。

見た目

アヒ・アマリージョはその色の特徴から、「太陽のトウガラシ」とも呼ばれています。太陽を思わせるようなオレンジ〜黄色の果実が特徴的で、実の大きさは長さ約10〜12センチで、少しカーブした細身の形、皮はハラペーニョのような厚みがあります。

アヒ・アマリージョは果実がハラペーニョレベルで肉厚のため、そのまま食べてもいけるレベルのジューシーです。味としてはスッキリとしたフルーティな味わいです。

ハラペーニョの肉厚感が欲しいけれど、辛さももう少し欲しいという人にはアヒ・アマリージョはぴったりだと思います。

使い方

アヒ・アマリージョを使用するペルー料理と言ったらセビーチェですが、数あるペルー料理の中にはセビーチェ以外にもアヒ・アマリージョを使った有名な料理があり、それが「カウサ・レジェーナ」です。

カウサとは、アヒ・アマリージョなどの黄色いトウガラシやレモンをつぶしたポテトに混ぜ込んだペルーのポテトサラダのようなもので、それをバンズに見立て、その間に具を詰めたものを一般的にカウサ・レジェーナと言います。具は様々ですが、ツナやアボカド、エビなどを挟むことが多いです。他にも「パパ・アラワンカイナ」という、茹でたポテトにソース(チーズとアヒ・アマリージョ、牛乳をミックスし、さらにニンニクやレモン汁、オリーブオイルを加えて煮込んだもの)をかけてレタスの上に盛りつけ、スライスしたゆで卵を添えた料理にも使われます。

ペルー料理以外でも、アヒ・アマリージョは汎用性が非常に高いです。ホットソーストウガラシペーストはもちろん、様々な料理に使用できます。

さらに、このトウガラシは乾燥させたドライペッパーとしてもよく使われます。乾燥させたアヒ・アマリージョは「アヒ・ミラソル」とも呼ばれ、スペイン語で「mirar」は「見る」、「sol」は「太陽」を意味します。乾燥させると甘味が増し、レーズンのような風味が楽しめます。

アヒ・アマリージョの代用トウガラシは?

日本ではあまり手に入らないアヒ・アマリージョですが、海外のレシピなどを見てアヒ・アマリージョの代用が必要な時があると思います。そんな時はなるべく「肉厚」なものをスーパーで選ぶと良いでしょう。日本のスーパーで買えるものですと、韓国産のトウガラシは肉厚のものが多い気がしますので選択肢の中に入れて良いと思います。
辛さは結構辛めなものを選んで構いません。(少なくともアヒ・アマリージョは鷹の爪よりは辛いです)



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