スコヴィル値
200,000 – 577,000? SHU
200,000 – 577,000? SHU
10年以上ギネスで1位だった王様
ハバネロから選抜改良されたもので、通常のハバネロの2倍近いスコヴィル値と言われている。
その名前の通りツヤのある真っ赤な外見が特徴で、2006年にSBカプマックスに破られる前はギネス記録で世界1の辛さと認められていた。
ただ1994年にギネスに登録された時のスコヴィル値は平均的なハバネロの2倍近い577,000と言われているが、トウガラシ研究の権威であるニューメキシコ州立大学が2005年に行った調査では平均25万SHU程度であり、58万近いスコヴィル値の個体の存在は確認できなかった。
ギネス認定時の1994年には被験者の主観による計測ではなく高速液体クロマトグラフィー(HPLC)による客観的なスコヴィル値の測定が普及してたはずなのでギネスもHPLCで認定したはずではあるが・・・。
ただトウガラシは育った気候や個体でスコヴィル値が大幅に変動するため、実際に58万近い個体もあるかもしれない。
ストーリー
スパイス会社で働いていたフランク・ガルシアがより辛いハバネロ同士を人為選択し、品種改良していった。
より辛い種を具体的にどのように選んでいったかは明かされていない。
1994年から2006年という長期間世界一辛いホットチリの座に君臨した。
記録の更新が早まっている昨今、10年以上世界一に君臨できる品種はもう出てこないだろう。
2011年まで合衆国植物品種保護法(Plant Variety Protection Act)PVP #9200255により保護されていた。