唐辛子のプロ厳選!唐辛子のお酒・リキュール10選

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トウガラシのお酒を飲んでみよう!

トウガラシ専門サイトとして様々なトウガラシの品種や豆知識などをご紹介してきましたが、トウガラシのお酒も紹介する時がやってきました!ご紹介するのは基本的にはウォッカが多くなりますが、その他にもビールや焼酎、梅酒やワインまでありますので気になるお酒が必ず見つかるはずです!では見ていきましょう!

蒸留酒

【ウォッカ・無糖】アブソルート ペッパー

アブソルート・ペッパー
40%
スウェーデン産
透明の瓶にABUSOLUTという青文字が書いてあるウォッカを酒屋や空港の免税店で見たことがある方も多いのではないでしょうか。このABUSOLUT(アブソルート)はスウェーデンのウォッカメーカーで、スウェーデンで作られた冬小麦を南部の小さな村、オフスで100年以上作り続けています。
トウガラシフレーバーの「アブソルート ペッパー」は、1986年に発売された当時、ニューヨークやボストンなど世界中でブラッディ・マリーというトウガラシを使用するカクテルを提供するバーが増えており、バーテンダーがブラッディ・メアリーを提供しやすくするために作られました。
そんなアブソルート・ペッパーの味は純粋に「トウガラシ味のウォッカ」の仕上がりとなっています。アブソルートらしいキレの良いウォッカにピリッとしたトウガラシのアクセントとなっていますので、冷凍庫に入れてショットで飲むのにも非常に向いています!
ロシアやウクライナ、ポーランドなどの唐辛子フレーバーウォッカは蜂蜜や砂糖などで加糖してある事が多いですが、アブソルート・ペッパーは純粋に「トウガラシ味のウォッカ」なのでカクテルなどに使いやすいです。
ウォッカ・焼酎など蒸留酒系のトウガラシ酒で迷ったらとりあえずこのアブソルートを買っておけば間違いないです。

【ウォッカ・無糖】ベルヴェデール ブラッディマリー

ベルベデールブラッディーマリー
40%
ポーランド産
ポーランドの高級ウォッカであるベルヴェデールはライ麦で作られたウォッカです。007シリーズの「007 スペクター」でマドレーヌとジェームス・ボンドの頼んだウォッカベースの「ダーティ・マティーニ」のベースとして使用されたウォッカとして一躍有名になりました。そんなベルヴェデールのブラッディーマリーはその名の通り、ブラッディーマリーを作るように作られたフレーバードウォッカです。黒胡椒、トウガラシ、トマト、ホースラディッシュなどブラッディーメアリーなどに使用されるフレーバーを浸透させています。ただ同じくブラッディーマリー用に作られたウォッカであるアブソルート・ペッパーと比べるとコスパは良いとは言えません。普段使いならアブソルート、特別な時はベルヴェデールなど使い分けをすると良いかもしれません。冬小麦ベース(アブソルート)とライ麦ベース(ベルヴェデール)という差もありますので、一度飲み比べて好みの方を選ぶのもありだと思います。

【芋焼酎・無糖】薩摩の覇王 RAAA

薩摩の覇王 RAAA
34%
日本産
こちらは「桜島」や「石の蔵から」といった焼酎をつくっている、九州の本坊酒造が製造しているトウガラシ焼酎です。使用しているのは南九州の契約農家が作っているハバネロで、芋焼酎に1ヶ月漬け込んでいます。ラベルも独特なので、ギフトやパーティ時のドリンクとして持ち込めば盛り上がること間違いなし!本坊酒造は結構大きめの酒蔵なのですが、特設のサイトまで作られているというこだわりよう。桜島でも特設サイトまで作られていないのに、担当者のこの酒に対する愛情を感じれますね。
特設サイトにはこのお酒を使用したカクテルレシピも置いてありますので、是非試してみてください。
特設サイト:http://raaa.jp/

ペルツォフカ

ペルツォフカとはトウガラシ漬け・もしくはトウガラシフレーバーのウォッカです。ロシア語のピェーレツ(перец / トウガラシ)やウクライナ語のперці(トウガラシ)が語源となっており、ペルツォフカ(Pertsivka)とは、その名の通りピェーレツの(Pertsi)ヴォッカ(vka)というネーミングです。(ただPertsioka)はあとで紹介するFKPの固有ペルツォフカです。
そのためペルツォフカとは特定の銘柄のことを表すのではなく、「ブランデー」や「ドブロク」のような、お酒の種類のことを表しています。
ロシアや、ロシアの影響が強いウクライナなどの国ではトウガラシを使用しているウォッカをペルツォフカと呼ぶことが多く、その他の国ではトウガラシ味のウォッカは単に「トウガラシフレーバーのウォッカ」と呼ばれることが多いです。

【ペルツォフカ】ネミロフ ペルツォフカ(ハニーペッパー)

ネミロフ ペルツォフカ
40%
ウクライナ産
ウクライナ発祥とも言われるペルツォフカですが、ウクライナでは40以上の蔵がペルツォフカ作りに精を出しています。そんなウクライナのペルツォフカの中でも抜きん出ているのがこのネミロフ社(Nemiroff)のペルツォフカです。英名はUkrainian Honey Pepperですが、ペルツォフカという名前の方が旧ソ連時代のペルツォフカを知っている人にはわかりやすいという理由でウクライナ語でペルツォフカ(トウガラシウォッカ)・メドーヴァヤ(ハチミツ)というネーミングになったそうです。
そんなネミロフ ペルツォフカは英名ハニーペッパーというネーミングですが、ハニー(ハチミツ)という単語で連想されるほどは甘くなく、少し甘めのウォッカにピリッとしたトウガラシがアクセントになっている、飲みやすいお酒に仕上がっています。もちろん飲みやすいと言ってもウォッカなので、調子に乗って飲みまくっていると翌日死亡するのでお気をつけください。

【ペルツォフカ】FKP ペルツォフカ

Pertsovka
35%
ロシア産
ロシアの国営企業FKPサユーズプロドインポルト社が生産しているペルツォフカです。FKPはサユーズプロドインポルト社(旧SPI・現FKP)を以前ロシアで経営しており後に国外逃亡したロシアの大富豪ユーリー・シェフレル率いる新S.P.Iと、「ストリチナヤ」というブランドの商標争いしており、ゴタゴタしているので将来日本で手に入らなくなる可能性が高いペルツォフカです。

ロシア産のはずなのですが、日本の正規代理店も2018年にアサヒビールから日本酒類販売に変更され、旧SPIの商品で輸入しているのはラトヴィア産(新SPI製?)でというよくわからない状態です。小さめの酒販店が並行輸入してるんですかね?

醸造酒・リキュール

【ビール】チリビール

チリビール
4.5%
メキシコ産
チリ・ビールはその名の通り、シシトウサイズのハラペーニョがまるごと入っているビールです。
入っているのは産地メキシコではよく見るハラペーニョ!かなり癖になる味わいで、辛いもの好きな方(つまりこのサイトを今見てるあなた)であれば必ず気にいってはまってしまうはずです。ただ激辛というわけではないので、ピリッとしたビールとしてゴクゴク飲めてしまいます。
このビールを一番楽しめるシチュエーションはBBQですが、カプサイシンが体を温めてくれるという意味では冬も良いですね。チョリソーと一緒に飲みたいビールです。
なおチリビールはチリペッパー(トウガラシ)が入っているビールの総称ですが、日本で販売されているチリビールはこの1種類だけなのでチリビールと言えばこのビールで通じるようです。以前は他のチリビールが輸入されていたようですので、昔飲んだ「チリビール」と味が違う可能性もありますので注意してください。

【梅酒】松浦 とうがらし梅酒

松浦 とうがらし梅酒
12%
徳島産
こちらもトウガラシまるごと入りのお酒で、こちらは梅酒です。
使用しているトウガラシは国産の一級トウガラシで、ベースの梅酒が美味しい上に、トウガラシのピリッとしたアクセントで一度飲んだらやみつきになる味をしています。
飲み方はロックでいただきましょう!ロックにするとちょうど良い程度の辛さなので、ソーダ割りにしてしまうとトウガラシ好きには少し辛さが物足りない感じになってしまいます。
話のネタにもしやすいので、宅飲みの持ち込みにおすすめ!サイズは720mlと1800mlがありますが、持ち込みやギフトならボトルの可愛い720mlが断然おすすめです。

本家松浦酒造
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【日本酒梅酒】室町酒造 ピリッと唐辛子梅酒

室町酒造 ピリッと唐辛子梅酒
9%
岡山産
普通梅酒はアルコール度数の高い蒸留酒(ホワイトリカーや焼酎など)が一般的ですが、こちらはなんと日本酒に漬けて梅酒に仕上げています!日本酒に合うように、梅も焼酎などの梅酒に使用される完熟梅ではなく、あえて青梅を使用。そしてアクセントとなる唐辛子は酒造のある岡山県の名産「姫唐辛子」を使用しています。そんなこだわり素材を2年間も熟成させたのがこちらの室町酒造のピリッと唐辛子梅酒です。
焼酎と日本酒のアルコール度数の違いもあり、他の一般的な梅酒よりアルコール度数は低めとなっています。
元が日本酒ですので、瓶ごと冷やしてストレートでいただくのがおすすめです。もちろんロックでもいけますが、普通の梅酒は焼酎ベースなので、日本酒をベースにした梅酒を飲んだことのない方は「薄い?」と戸惑うかもしれません。
味はピカイチですが日本酒ベースということもあってか、量に対してのコスパは良いとは言えません。ここぞという時や、ギフトにおすすめです。

室町酒造
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【ワイン】島根ワイナリー 唐辛子ワイン

トウガラシワイン
12%
島根産
島根県のワイナリー、その名も「島根ワイナリー」が2012年から製造しているトウガラシ入りのワインです。島根県でワイン?という疑問を持つかもしれませんが、唐辛子ワインを作っている島根ワイナリーは1955年からワイン造りを行っている、老舗のワイナリーです。白ワインを雲南市名物の「オロチの爪」という品種に漬け込んでいます。
あえてデラウェアを含む甘口のワインを使用することで、口の中でブドウの甘みと唐辛子の辛さが何とも言えないハーモニーを醸し出します。衝撃的な新感覚の味ですが、激辛というわけではないため辛いのがよっぽど苦手な方でも無い限りごくごく飲めるワインです。

【リキュール】カルーア チリチョコレート

カルーアチリチョコレート
20%
アメリカ産
カルーアミルクでお馴染みのカルーアから数量限定で発売されたのがこちらの「カルーア チリチョコレート」です。
味はカルーアミルクにチリ(トウガラシ)フレーバーのピリッとした味わいが加わっているというご想像のままの味です。トウガラシのフレーバー付きですが、辛さはベースのカルーアを邪魔するようなものではなく、ほんのりと辛いと言ったレベルです。
チョコレートとトウガラシの組み合わせが日本人にはあまり馴染みがないかもしれませんが、この2つは意外と合うため海外だとチリ味のチョコレートというものは結構販売されていたりします。
ちなみにこのカルーアは数量限定での発売となっていますので、売り切れないうちに1本は確保しておきたい一品です。ちなみにカルーアはアルコール度数がある程度高い上、糖度が非常に高いため腐敗せず、賞味期限もありません。トウガラシ好きなのであれば、とりあえず1本買っておいて開封せずに冷暗所に置いておき、機会があれば開けてみるというスタンスで確保しておくのをおすすめします。

いかがでしたか?

トウガラシ入りの世界のお酒をご紹介させていただきました!アルコールの強さもビールの4.5%からウォッカの40度まで様々なので、シチュエーションに合わせて色々試してみてください!



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麻辣油は飲み物です。

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