唐辛子を使用した飴は、これといった決定打のある飴が無い群雄割拠状態となっています。数自体も少ないですが、日本で購入できるトウガラシの飴をご紹介させていただいます！
超鬼殺し飴
昭和３５年創業の、「新潟唐辛子工房 からし屋大祐」の飴です。
味付けは水飴と砂糖、トウガラシと非常にシンプルな構成となっています。使用しているトウガラシは超鬼殺しという、新潟唐辛子工房の看板トウガラシ！ただ辛いだけではなく、旨味もある奥深さが評判のトウガラシです。ペースト状の唐辛子が練り込んであるわけではなく、超鬼殺しが粒状で入っています。
飴としてのコスパが良いとは言えないので、様々な種類のトウガラシ飴を一度に食べ比べてみたいという方におすすめです。
ハバネロうま辛飴
京都ハバネロの里本舗ではハバネロを栽培から商品化まで一貫して手がけています。そんな京都ハバネロの里本舗の「ハバネロうま辛飴」は京都で育てられたハバネロをペーストにし、飴に練り込んで仕上げています。ハバネロは数あるトウガラシの中でもフルーティな香りがある品種なので、飴の味にもマッチしているのが嬉しいですね。
ハバネロが辛いというイメージが先行してしまうかもしれますが、「うま辛飴」の名の通り、辛すぎずにハバネロのフルーティな旨味を活かした仕上がりとなっています。逆に激辛で耐えられないというレベルのものではないので、激辛好きの方にとっては少し拍子抜けしてしまうかもしれませんのでご注意下さい。
明治産業 梅こぶ七味飴
七味唐辛子で有名な八幡屋礒五郎とのコラボレーション商品です。
S&Bとハウス食品を除いたらトップクラスに有名な七味唐辛子製造メーカーである長野の「八幡屋礒五郎」は江戸時代から２７０年以上続く超老舗で、ギフトとして使用する七味唐辛子であれば、とりあえず八幡屋礒五郎の商品を選んでおけば間違いないというクオリティです。
また飴の製造元である明治産業はこの他にも様々な老舗と地域限定コラボキャンディーを作っており、日本酒の「八海山」などともコラボしています。
黒糖コーレーグースーあめ
沖縄本島中部の大宜味村で地域資源であるカラキやシークヮーサーを生産しているKugani Kitchenが作っている、沖縄産の飴です。沖縄県産の島とうがらしを使用していますが、黒糖との組み合わせはなかなかのものです。激辛味噌風味ということで味噌も練り込んであり、甘辛な味わいに仕上がっています。激辛と言うほど辛くはなく、ピリッとした辛味があとからやってくるような飴となっていますので激辛好きの方には物足りないかもしれません。
唐養飴 とうようあめ
福岡県の県立東鷹高校の学生が取り組んだプロジェクトから生まれた飴が、こちらの唐養飴 （とうようあめ）です。校名の東鷹高校から鷹の爪→唐辛子と文字を取り、さらに黒糖の栄養ということで唐養飴と名付けられました。
高校のある田川市産の唐辛子を使用し、飴づくりは黒糖のうまみを引き出すために昔ながらの釜炊き製法で行っています。黒糖を使用していますので、濃厚な甘さの中に辛さが現れるといった感じの仕上がりとなっています。
ちなみにこちらは田川市のふるさと納税品にもなっています。
デビルキャンディ 一粒だけ激辛 6粒
パーティなどで罰ゲームを楽しむ用の飴で、６粒中１粒のみトウガラシ入の飴が入っています。
一応トウガラシ入りの飴ということでご紹介しますが、ジョークグッズなのでトウガラシフリークの方には他の飴をおすすめします。味もそこまで激辛というわけではなく、後味でどんどん辛くなっていくタイプのものですので、わさび系のジョークグッズを想像しないほうが良いでしょう。
万願寺とうがらし飴
京野菜である万願寺とうがらしを使用した飴です。ちなみに万願寺とうがらしはパプリカのような甘とうがらしのため、辛さはありません。激辛の飴が欲しい方は別の飴を検討したほうが良いでしょう。商品自体は万願寺とうがらしの風味がよく出ている飴に仕上がっており、上品な飴となっています。京都土産に良さそうですね。
なおこちらの商品はネットは取り扱いが殆どありません。大文字飴本舗の公式ウェブサイトで購入すると良いでしょう。
まとめ
飴＋唐辛子という組み合わせなので、基本的には甘辛に仕上がっており、このサイトの読者である激辛トウガラシ好きが好みそうなレベルで辛いトウガラシの飴は無いのが現状です。辛さに特化した尖ったトウガラシ飴の出現が待たれるところです。
