現在世界中で消費されており、生唐辛子の代表格として使用されているハラペーニョ。
野菜として生で使用されるのももちろん、酢漬けされピクルスとして、乾燥燻製されてチポトレとして等様々な用途で使用されています。
この記事ではハラペーニョの読み方から意味・語源などを紹介します。
ハラペーニョについて詳しく知りたい方はペッパーデータベースのハラペーニョに関する記事もぜひご覧ください。
ペッパーデータベース:ハラペーニョ
ハラペーニョってそもそも何語なの?
ハラペーニョ(Jalapeño)という言葉はスペイン語です。スペイン語である「Jalapeño」で英語と発音が違うのは「 J 」と「 ñ 」です。
スペイン語で「 J 」の発音はハ行
スペイン語ではJはハ行の音で発音します。そのためJaは「ハ」と発音されます。例えばスペイン語で日本人という意味の「Japonés」は「ハポネス」と発音されます。
スペイン語で「 ñ 」の発音はニャ行
nにティルデ(˜)のついたñ(エニェ)はニャ行(ny〜)で発音するため、ñoは「ニョ」と発音されます。ñのついたスペイン語で一番馴染みのある言葉は「エルニーニョ現象」でしょう。気象現象である「エルニーニョ現象」はスペイン語で男の子を意味する「El Niño」です。
ハラペーニョの語源は?
ハラペーニョはメキシコのベラクルス州にあるハラパ(Xalapa)という町が原産です。ハラパはJalapaとも表記され、「ハラパから来たもの」という意味でJalapeño(ハラペーニョ)と名付けられました。原産地である「ハラパ」の地名は現地で古来から使用されていたナワトル語でxālli(砂)とāpan(水場)が合わさったXallapan(砂の中の泉)という言葉が由来となっています。
ハラペーニョ?ジャラペーニョ?英語での発音は?
イギリス英語でもアメリカ英語でも「ハラペーニョ」で通用します。訛りにもよりますが、「ハラピーニョ」と発音する人も多いです。そもそもがスペイン語由来で、英語からすると借用語であり英語風のアレンジもされていない言葉なのでスペイン語をそのまま発音するのが正しい発音となります。スペイン語の発音が「ハラペーニョ」なのでそのまま発音して通じないということはありません。
オンラインのケンブリッジ辞書でアメリカ英語、イギリス英語どちらの発音も聴けるので自分の耳で確かめてみましょう。
English pronunciation of “jalapeño”
英語での表記について
「ñ」の無い言語である英語では「jalapeno」ですが、ヒスパニック(スペイン語話者)の多いアメリカではティルデ(˜)のついたJalapeñoという単語で表記される事も多いです。
いかがでしたか?
調理の方法や栽培方法、豆知識などハラペーニョについて詳しく知りたい方はペッパーデータベースのハラペーニョに関する記事もぜひご覧ください。
https://ja.chili2mag.com/jalapeno/