辛味調味料である唐辛子は、日常の料理で使う割合が多いものです。食べると体が熱くなる働きがある唐辛子は、ダイエットにも効き目があるといわれています。
痩せる食材だとしても糖質制限ダイエットをする場合、料理に使う唐辛子の糖質について気になりませんか?
今回は唐辛子の糖質とカロリーについて解説し、糖質制限ダイエットにどんな効果があるか検証していきます。
ここでいう「唐辛子」とは、一般に手に入りやすい乾燥唐辛子で割り出しています。
唐辛子に含まれる糖質はどれくらいか?
食べ物に含まれる糖質量は、炭水化物から食物繊維の量を引いた数量になります。
唐辛子に含まれる炭水化物は、唐辛子100gに対して58g程度の量です。食物繊維は100gの中に46g程度の量です。
58g-46g=12gとなるので、唐辛子100gの糖質量は12gの計算になります。乾燥唐辛子は10本で5g程度なので、乾燥唐辛子1本で0.06gの糖質です。料理に使うのが多くても数本だとすると、唐辛子の糖質は大した量では無いと言えます。
糖質制限ダイエットでも体の健康維持のために40gは摂取して良いので、料理に使う唐辛子は減らさなくても大丈夫です。
欠点としては強い辛味の料理は白いご飯がついつい進んでしまうので、料理に辛みをつける時は弱めにしておきましょう。
唐辛子は糖質制限ダイエットの助けになる
食事の糖質量を少なくするダイエットは健康促進にもなり良いのですが、エネルギーの元になる糖が不足し栄養バランスが崩れやすい問題があります。栄養が偏ると体に脂肪がつきやすくなり栄養も考えて摂らないと、糖質制限ダイエットの効果がきちんと出ません。
唐辛子は栄養素が含まれているので、糖質制限ダイエットの栄養バランス問題を解決するのに役立ってくれます。料理に使うくらいの量なら唐辛子のカロリーも高くないです。
良い栄養が摂れる唐辛子を食べるのは、糖質制限ダイエットを成功させるのに効果があります。
唐辛子の栄養成分
唐辛子に含まれている栄養素には、ビタミン成分があります。糖質制限はじめダイエットをすると、減ってしまいがちになるのがビタミンです。
唐辛子のビタミン成分はビタミンEとビタミンCで、これらは体の健康に欠かせません。
人間の体は酸化すると老化、ガン発症リスクの上昇、生活習慣病発症リスクの上昇など体に悪い影響が出ます。ビタミンEは抗酸化作用があり体の酸化を抑えるので、体の病気予防効果があります。ビタミンCは骨や血液を丈夫に保つ働きがあり、不足すると骨や血管がもろくなります。
唐辛子は糖質制限ダイエットのビタミン成分不足を補うのにぴったりです。
唐辛子のカロリー
唐辛子のカロリーは100gで345カロリー程度になります。カロリーで見ると高く感じるかもしれませんが、唐辛子は料理の味付けに数本しか使わないので心配いらないです。
これも乾燥唐辛子でのカロリー計算になりますが、唐辛子10本で5gとして17カロリーになります。
大量に食べるわけではないのなら、唐辛子でカロリーを摂りすぎることはありません。
七味の場合は注意
ご説明した通りに唐辛子の糖質やカロリーは味付け程度の量なら、大した量ではないので糖質制限ダイエットでも特に控える必要はないものです。
ただ粉唐辛子の場合には糖質の量が違ってくるので、注意しなくてはいけません。粉唐辛子である七味唐辛子などは、色々な薬味が入っています。その薬味に含まれている糖質によって、全体の糖質量が高くなることがあるのです。
粉唐辛子は味をしっかりつけるために、多めに使ってしまう傾向があります。糖質制限ダイエットでは、粉唐辛子は抑えて使うことがおすすめです。
唐辛子の辛味の元でカプサイシン成分は、たくさん摂ると胃腸に負担がかかります。ダイエットでは胃腸機能の低下があると効果が出にくいので、そういった面でも粉唐辛子はかけすぎないようにしましょう。
結論
唐辛子の糖質については料理に使う程度なら、糖質の量は多くないので安心して食べられます。唐辛子にはカプサイシンを始めとした体に良い栄養成分が様々入っていますので、糖質制限を含めたダイエットでは栄養バランスのためにむしろ食べるのをおすすめします。